肥前・黒髪山 ― 2025年04月17日
■目的地:黒髪山(516m) <山域:佐賀県有田町>
■2.5万図:有田
■日にち:2025年4月17日(木)
■天気:曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
龍門 駐車場 発 [約115m] (9:40)~二俣(10:00)~後の平(10:40)~後黒髪(10:50)~
後の平(11:00)~北の展望岩~蛇焼山(11:20)~黒髪山分岐~
黒髪山 (天童岩) (11:30-11:45)~西光蜜寺分岐~雌岩分岐~雌岩(12:00)~
雌岩分岐~見返峠(12:20)~二俣(12:45)~龍門 駐車場 着(13:00)
予報は晴天、行かねば。
ところが実際は風はあるし雲も多い。まあ、これから晴れるやろうと出発。
しかし、龍門ダムの麓に来ても変わらない。
ダムから一方通行のダム湖周回道を走り、駐車場着。平日ながら10台ほど。
山行だけでなく周回道を散歩する人も停めておられるようです。
準備をしてガイドブックに記載のとおりキャンプ場から入りました。
が、下山して分かったけど駐車場からまっすぐ行けたようです。
常緑樹の固い落ち葉の積もった道。だんだん大きな木が出てくる。
岩の隙間には見たことのない白い小さな花が乱舞、サツマイナモリ。
二股の分岐。
しばらくは植林の下にアオキが茂っていますが、だんだん常緑大木が増えてきて
陶石と思われる滑滝のような沢。 ロープで登る所もあります。
苔むした森になってきました。下りてきた鳥好きの単独としばしお話を。
さっき下の方で、ピロピロ、ピローのような声が聞こえたけれど、ひょっとしてアカショウビン ?
再びロープのある苔むす露岩斜面を過ごすと斜めに登って、「後の平」着。
もっと広々としたところかと思っていたが、ただの尾根の上という感じ。
道標には「後黒髪」の記載もある。予定時間より早いので、持参地図を見ればそんなに遠くもなく
起伏も少ないので、南西の尾根へ行ってみます。
陶石露頭の尾根。おお、こんな景色もあったか。この先にスミレやミツバツツジがお出迎え。
振り向いての黒髪山方面、結構な登りがまだ残っています。
後黒髪へ向けてさらに行くと、苔のある岩尾根。おお、これまたこの山ならではの景色かも。
なんやかんやと、楽しませてもらいながら、後黒髪に着きました。展望なし。
道標によれば、ここからも北や南へ降りていけるようです。
「後の平」へもどって、黒髪山を目指します。
木の根が張り出たり、常緑樹の硬い落ち葉が積もったりした斜面を登ります。
登路途中の展望岩からの青螺山。
西の方に目を向ければ眼下にとんがり岩。
北西の谷 (龍門から見返峠) の方にも岩壁が盛り上がっています。
木の根が浮き上がった尾根を登って、蛇焼山のピークへ。
さらに有田ダム分岐から黒髪山・天童岩へ
最初、黒髪山と天童岩は別の所かと思っていましたが、同じところでした。
天童岩へのプチ鞍部から、眺めがひらけます。 有田ダム方面。
その先の岩は鎖での登り。
かなり南風が強くて、立ち上がるのがはばかられます。
銘板によるとここが山頂のよう。歩いてきた尾根の方を眺めます。
岩陰で風を避けながらおにぎり昼食。ぐるりと眺めを楽しんで、
再び鎖の岩肌を下ります。前方に青螺山が呼んでいますが、今日は予定していません (^^;;
見返峠の方へ降ります。こちらの方が一段と険しい、鎖や足場が続く。
ハシゴもあります。なかなか変化に富むルート。見上げると天童岩の大きさが迫る。
その後は植林の中を下ります。少し物足りない。登りが「後の平」からは正解だったかも。
雌岩分岐とあるので、寄ってみました。岩の下は足がすくむ。
お孫さんを連れた老夫婦に会う。登りなれた方なのかな、足元に気をつけてネ。
雌岩からほどなく見返峠。うす暗い。5本の道が交わります。
峠から西、すぐ下には大きな岩壁。 見上げればいろいろな植物が宿っているような。
植林の中を下っていると炭焼き窯の跡がありました。
北摂・丹波のクヌギ・コナラではなく常緑樹の炭なのでしょう。
さらに下っていくと神域でもある国有林ならではと思われる、常緑の巨木が多く出てきました。
こんな沢筋風景も。北摂・丹波とは少し景色が違います。
いろいろ立ち寄ったけど、予定より早く下りました。 青螺山行けたかも (^^)
深い常緑樹の森を堪能しました。 ダイナミックな展望の周りに沢や谷、尾根、岩ルートなど変化に富んだいい山でした。