黄葉始めの台高・千石山 ― 2014年10月11日
■目的地:笹ヶ峰(1367m)・千石山(1380.4m) <山域:台高>
■日にち:2014年10月11日(土)
■天気:曇り時々薄日
■同行者:単独
■コースタイム:
大又林道終点P 発(7:50)~明神滝~明神平(9:30-9:45)~明神岳(10:10)~
笹ヶ峰(10:50)~千石山(11:30-11:45)~笹ヶ峰(12:20)~明神岳(13:10)~
明神平(13:40)~大又林道終点P 着(14:50)
5時前に目が覚めた。しかも体調不具合なし。台風が来る前に山へ。
天気予報や山行レポートの確認、地図の印刷などやっていたら自宅発5時半。
阪神高速はまだ空いている。大和路を南下すると秋祭りのお触れがちらちら。
大又林道は3年ぶり。去年は台風の後で通行止めになっていた。終点先客8台。
轟々と水量多い大又川沿いを登る。薄いピンクのツリフネソウが咲いている。
沢の渡渉は3年前と同じでロープを補助に飛び石。前後で4名ほど抜いてしまう。
山道の状態も3年前とほぼ同じ。明神滝の上の難所を渉ると広葉樹のつづら折れ。
まだ青い葉が多い。カエデの落ち葉で紅い所もある。良い雰囲気が続く。
小さな沢を横切り、高度を上げて明神平。風がある。腰を下ろして早い昼食とする。
おにぎり3つとお茶。食べている間にどんどん人が上がって来てそれぞれのルートへ。
さて出発、三塚分岐までの登りはきつい。振り返って景色を楽しみつつ登っていく。
分岐から明神岳への尾根に入る。西側が切れ落ち加減でササに覆われた道。
今から歩く笹ヶ峰や千石山への尾根が見える。ドウダンツツジの葉が紅い。
明神岳で食事中の単独。さらに南へ向かうと、岩の後ブナの尾根となる。
3年前も来た幸せの尾根歩きが始まる。黄葉は3分ほど、あいにく日差しも弱い。
風が強いのでフリースを羽織る。
見覚えある快適尾根、いいわぁ。今回もピークにだまされその次の緩いコブが笹ヶ峰。
前回はここまでだったが、まだ11時前、足の調子も良さそうなので千石山に向かう。
初めての径はわくわくするものだ。少し下りた所に西の展望地があった。
薊岳と木ノ実ヤ塚の斜面が深い谷に落ちる。ここの脇にもドウダンツツジの紅。
コブを乗り越すごとに尾根が細くなってきた。風が強かったら吹き落とされそうだ。
時おり前方の木の間からのぞく千石山と思しきピークを見定めながら歩いていく。
左手には東の谷の向こうは迷岳だろうか。千石山北西のCa1305mの肩に乗る。
北からくれば山頂かなと思うし、南から縦走すれば西の支尾根に迷い込みそうな所である。
ここから80mほど登らないといけないが背後に展望が広がるときつさも忘れてしまう。
千石山山頂は山頂らしい高みで、きれいな三角点があった。
東のコブの岩から池小屋方面や大普賢の大峰と手前に白髭岳が累々と眺められた。
ここから南の縦走は150m下るので戻ってくるのは大変だ。しかし、良い尾根が延々と
続いているように見える。やっとここまでたどり着いたが、この先へは足を踏み入れる
ことができるのかどうか。テントでも担がないと難しいだろうなぁ。
正午に引き返す予定より少し早いが、来た径を戻っていく。
午後になっても期待したほど天気は好転せず、黄葉の輝きを見ることは少ない。
明神岳の手前の岩で小休止、大峰方面を眺めながらおにぎりとお茶。
明神岳を過ぎて10名ほどとすれ違う。今からピストンだろうか、桧塚だろうか。
明神平にはテントが3張り。今晩が雨なら谷の渡渉は難しくなることだろうに。
黄葉の眺めを惜しみつつ高度を下げていく。明神滝の下で今から登る単独に会った。
ヨコクラ谷の水で顔を洗いさっぱりする。駐車場は10台以上に増えていた。