六甲・石切道と五助山尾根2020年03月26日



■目的地:六甲・五助山(636.6m)の尾根
■日にち:2020年 3月26日(木)
■天気:晴れのち曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
   記念碑台P 発(11:10)~オルゴール館~全縦コース石切道分岐(11:45)~石切道~
   住吉道出合(12:55)~五助堰堤~打越峠分岐手前の右岸路分岐(13:10)~
   五助山三角点(14:00-14:05)~全縦コース出合(15:00-15:10)~記念碑台P 着(15:50)

 そろそろ花見の時期が来るのに、世界に蔓延してきた新型コロナウイルスの影響でもやもやとしている。
明日から雨予報のため重い腰を上げます、久しぶりの六甲です。今まで歩いていない気になるルートの2つ、
石切道と五助山の尾根。五助山の尾根は縦走路の道標に「迷いやすく危険です」となっている。
実際に歩いてみると、尾根の下の方は径が崩落、中盤は腰以上の笹薮、上の方は岩峰のアップダウン。
確かに経験者向きのルートかもしれません。特に下りに使うのはやめた方がいいと思いました。

 平日の記念碑台駐車場は比較的少ない。今日は木曜日なので山上施設の定休日、おまけにコロナ自粛。
ガイドハウスに入ると、どこか開いてる施設はないかと尋ねるお客さんがおられました。
 六甲小学校前の縦走路からオルゴール館の方へ向かうことにする。ゴルフ場周りの木が伐採されている。
自宅近くの県道でも街路樹が伐採されている。そんな時期なのだろうか、たまたまかもしれませんが。

 オルゴール館へ下るブナの道も整備されている。人の少ない館横の木道途中でおにぎり小休止。
その先の高山植物園が休館の日だが、園を整備するスタッフが見える。こんな人々のおかげできれいな
花園を愛でることが出来るんですねぇ。そんなこんなを思いつつ車道から縦走路に入り、いつも見慣れた
石切道の道標に着く。近くの木陰にはミヤマカタバミの白がかわいらしい。

 いよいよ、石切道を歩く。と、思ったらこちらでは間伐作業のおじさんが昼食休憩中。ご苦労様です。

 主にアセビと枯れ松が伐られているようだ。下っていっても同じ様子。道具を持ってきての作業は
大変だろうなぁ。おかげで見晴らしは良い感じです。

 そろそろ正午なのでちゃんと腹ごしらえしたいが、どこにしようかなと思っているうちにどんどん下りていく。

 とうとう、この水場を見下ろす辺りで腰を下ろします。ひといきついて下りて行くと急な下りでした。

 汗を流す単独とすれ違い、その後はしばしの平坦地。

 640m等高線の巻道状態となる。伐採作業の確認でしょうか、作業服の方、二人とすれ違う。
左に西おたふく山の電波塔が見える。しばらくするとガーデンテラス辺りの電波塔群が見えてきた。

 南向きのコバノミツバツツジの咲く道を過ぎて下りていくと、縦走路にあったものと同じ「石切道」の石標。
この下のつづら折れ車道の脇には御影石がたくさん置かれていました。

 車道から左の道標で再び山道に入る。この辺も伐採されています。石段が長くて少し膝にきます。
右上に墓地を見てしばらく下りると住吉道に合流しました。

 表六甲は明るい。五助堰堤と桜の図。対面になる南には1月に歩いた打越山の鉄塔がそびえる。

 堰堤の脇を登るとのんびりした枯れ湿原。ネコヤナギの銀色も見られます。
小さな子を連れた家族がふた組ほどおられました。

 木橋をわたってゆるい林間の道をしばらく登ると、ここやなと思われる分岐があります。
念のためもう少し石畳道を歩くと打越峠への道標がある。元に戻って先程の分岐から住吉川右岸へ。

 植林の中を行くと単独と会いました。川原に出て砂の足跡をたどっていきます。

 流れを木々の橋で渉るとまた道標がありました。ここから左手へササで覆われた木の階段を登ります。

 かつては正規ルートとして整備されていたのでしょう。しかし、いくつかの豪雨を経て今は無惨な状況です。
木の階段もふた通りルートがあるようで歩けそうな方を登ります。やがて崩壊したやせ尾根になった。

 細いロープもあり、カメラをリュックに入れて四つん這いで行く。その後に写しましたの図。 (これより厳しいです)

 難所の後はしばらくササの中に踏み跡をひろっていく歩きです。

 ササが無くなると、ツバキの尾根となってきます。登りはまだまだ急です。

 ササやツバキが交互に現れてさらに登ると、

 やっと、五助山の三角点。意外とはっきりした所でした。

 ひといきついて、さらに尾根を北へたどっていきます。ササで覆われた道が続く。
ササの右下斜面が崩壊してきている所も見られるので足もとはよく見ておく必要があります。

 Ca700mコブ辺りの「転換点」。尾根の東側から上って尾根で北に向かう、南向きに下る場合は間違い易い所。
この下を登っている時、突然目の前で「ピーーッ」と音が出る。何かが横切り、「うわぁぁぁぁ」と一拍遅れで声を上げた。
キジか何かだったのかなぁ、こんなの初めて。

 ササの中に岩が出てくるようになってきた。まだ葉や花をつけていない木がある。もう少し春が進むときれいかも。

 尾根の周りは枯れ草、この辺りから岩の出るアップダウンが多くなってきた。

 岩の先にガーデンテラス辺りの電波塔が見えてきた。まだあるなぁ。

 こんな大きな岩も出てきましたが、左から楽に回れます。

 その後は再びササの中。やがて冒頭の電波塔が見えてきます。が、ここへ来て足がつりそう(^^;;

 やっと、縦走路。ジュースを二本飲みました。

 いつも見ている景色でも今日はちょっと違う。この眺めからは想像できない尾根道でした。

 まだつりそうな足を引きずりながら、ゆるりと記念碑台へ向かいます。

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