北摂・高岳南東尾根2021年02月11日



■目的地:高岳(720.7m)・ナルタキ山Ca655m <山域:北摂・大阪府能勢町>
■2.5万図:木津・妙見山
■日にち:2021年02月11日(木)
■天気:曇りのち晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:
  能勢町山田の駐車地 発(10:40)~点名・高野 526.1m(11:10-11:15)~584mP(11:35)~
  ナルタキ山Ca655mP(12:20)~林道~Ca705mP(12:45)~高岳(13:05-13:20)~Ca705mP(13:45)~
  Ca705mP東南東から林道箕ヶ谷線に合流~林道~能勢町山田の駐車地 着(14:30)
  
 高岳は何度も登ったが、ナルタキ山と呼ばれるピークをもつ南東尾根はまだでした。
1月末、車から出て山靴を履きさあ行こうかとしたら雨が降ってきたので退散。今日は天気良さそう。
山田の集落は谷に入る静かな所。よそ者が山に入るのがはばかれるほどです。
丁度、村のおばさんたちが通りかかり挨拶をした。

 点名・高野 526.1mの方へは2.5万図に西側からも点線道がある。
陶芸のような「工房 東」の看板。この手前にその道があるはずだがえらく荒れて分かりづらい。
もう使われている感はない。少し入ると工房の方からおじさんが出てきた。
挨拶すると、「以前も何人か登ってはったよ」とのこと、物好きな人は私だけではなかったのです(^^)

 荒れた道は100mも進まずとも歩きやすくなった。植林の中、地図に示されたつづら折れの道が
上っている。谷を詰めると道は消えていき炭焼き窯の跡。植林の中をえいと登って尾根にでた。
 南に登って三角点のある丘、点名・高野に到着。

達筆で「高野」と書かれた山名板には、消えかかったマジックペンのあとがある。
  「昔から地元ではここをナルタキと呼んでいた  山田低山会」
雑木と植林で展望無し。薄い木々の間から東に行者山から剣尾山、南に三草山とおぼしき山影。

 来た道を下りて鞍部を北へ登り返す。初めは倒木などで埋もれた古道の跡。それも次第に薄くなる。
落ち葉で覆われたふかふかの踏み跡をたどっていく。明るい木漏れ日。赤プラの境界杭が時々現れる。
584mPを過ぎた西側のゆるい斜面は良い雰囲気でした。少し斜面を下りてみると洞穴や小石の山など
小さな鉱山跡を連想させる痕跡があった。炭焼き窯がいくつかあったのだろうか。
 


 尾根に戻って北西へ進むと心地いい落ち葉の尾根は倒木や低木が増えて次第に歩きにくくなる。
Ca590mのコブに近づくにつれ大きな岩が目立ち始めてきた。コブのピークで岩に乗ると、
横尾山や深山が見えた。最新の地理院Web地図ではこの北麓辺りまで林道が延びている。

 Ca590mのコブからすぐ北西のゆるい鞍部には林道がすぐ横に見えた。脇に出てのぞいてみると
2m幅ほどの道の両脇から若い赤松が覆い被さったトンネル状になっている。歩きたいとは思わないので
さらに尾根を辿り618mPへの上りに差し掛かると高さ5m位の大岩が出てきた。さらに行こうとするも
倒木激しくさっき見た林道の方へ迂回することにした。こちらはこちらで鬱陶しい赤松トンネル。
横から何か出てきてもおかしくない雰囲気。でも歩きやすい(^^) 

 618mPの東側を巻いてしばらく歩くも単調な景色が嫌になり再び鞍部から尾根に戻る。
Ca655mPへ登ることになる。618mPの南側より歩きやすい。上り詰めると「ナルタキ山」の山銘板がいくつも。
展望は無いので先に進むと急斜面を下りた先に林道が見える。
 林道はコブを巻いて北西へ進むとバラスが無くなり山の石が増えてきた。北へ支尾根が落ちる十字路広場は
薄い雪が一面。

 破線道の山を登る方へ向かうもこの道が無惨。オフロードバイクの堀跡がある。
深くえぐれた溝、今はバイクは居ないものの爆音が耳に入るようで何とも残念な気持ち。
 Ca705mP付近はタイヤ痕が薄くなり良い雰囲気が残る。「高岳」の方向を示す手作り道標が傾いていた。
ここから北西へ向きを変えて下りる。ヤマザクラの大きな木もある良い感じ。
雪がぽつりぽつりと落ち葉の上に残っている。

 ご夫婦とすれ違う。南側には植林の中、地図にない林道が見える。
倒れた防獣柵や檜苗を守る白いカバーの鞍部、Ca645m。ここから高岳への登りだが再びバイクの堀跡。
登山者用の木の階段の両側が深くえぐれていた。溝の横の比較的歩きやすい所を若木に捕まりながら登る。

 単独兄さんが下りてきた。意外と来る人がいるんだ。さらに登ると見慣れた高岳の三角点に到着。
周りの木々が薄くなったように感じる。北風が寒いので西の鉄塔から南の斜面に少し下りて、
木の上が伐採された微妙な景色を眺めながらお昼。六甲に至る前にポコポコと小さい山影が並んでいます。

 さて、あとは来た道を少し戻って山田に下りる林道を歩くだけ。
とは言いつつも、Ca705mPの手前で南麓の地図にない細い林道が気になったので歩いてみた。
林道はやがて獣道になり、支尾根を巻くと傾斜がきつくなった。一息ついてここまでにしようと諦めて
Ca705mPの方へ直登する。

 Ca705mPからは北東へ採って林道に合流してから山田へ下りるつもりだった。
でも、ちょっと疲れてきたのでショートカットしてみたい。こんな気持ちが迷走のトリガーになるんですよねぇ(^^;
東南東へ向く地図の破線道(現状確認できず)を磁石を見ながらこの辺かなと下りていく。あっけなく林道が見えた。

 これも地図にはない林道である。
石がゴロゴロしだして歩きにくい。道は急降下したり植林の中をつづらに折れたりする。
やっと地図の標高約590mにある林道と破線道の交点についた。広場である。さっき下りた道には「箕ヶ谷線」の表示。

 ここからは南東の谷へ林道を下りるのみ。すぐに植林の中となり。右側に沢が流れ、仕事用の木橋や堰堤がある。
仕事道がぽつぽつと右に左に派生している。木を切り出すのも大変なんだ。
水道施設が見えるとまもなく谷が開けて山田集落が近い。長い林道歩きだった。

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