北摂・戸知山2023年03月16日



■目的地:戸知山(Ca625m)  <山域:北摂・豊能町>
■2.5万図:広根
■日にち:2023年03月16日(木)
■天気:晴れのちくもり
■同行者:単独
■コースタイム:
  高山公民館P 発(10:40)~住吉神社(10:50)~植林入口(11:00)~マリアの墓分岐(11:10)~
  ブルドーザー廃車(11:20)~鉄塔(11:30)~戸知山(11:45-12:05)~鉄塔・木代支線11(12:25)~
  マリアの墓分岐(12:45)~府道(13:05)~マリアの墓(13:15)~高山公民館P 着(13:30)

 箕面の鉢伏山や明ヶ田尾山に行く途中に通る豊能町・高山は戦国大名の高山右近生誕地です。
明ヶ田尾山の北東になる戸知山は、豊能町観光協会のホームページにも紹介されています。
行ったことのない山に行きたいものの、遠くに行く時間がない。ということで行ってみました。
 廃校となった小学校を地域センターとした「右近の郷」に駐車しようとしたら、工事中。
高山公民館に駐めさせていただく。ここから北東を眺めると、住吉神社の鎮守の森や棚田の上に
こんもりと戸知山を思わせる高みが望まれます。

 棚田は高山地区の重要な景観です。

 境内に入ると荘厳な雰囲気の住吉神社を通り、棚田の脇を登って植林に入る。
随所に手作りの道標があって安心感があります。地図がなくてもいい位です。

 薄暗い植林の中で幅広な少し荒れた林道に突き当たります。

 ササの茂る平坦道をぐるりと回り込むように行けば、右へ分岐。ここは道標がないと迷うと思います。

 植林をつづら折れた先に、朽ち果てたオート三輪とまだ形の判るブルトーザー。この山の名物とか。

 やっと頭上が開けた明るい山の景色になってきました。

 いい感じの山道を登って、道標に従うとピークを少し下りた所に鉄塔。

 全然地図を見ていなかったのでこのピークが戸知山じゃないの? と思いつつも
道標はピークの中腹を巻くように指示しています。半信半疑で進めばゴルフ場の下。
えぇぇ、こんな所なのぉぉぉ?  地図を出して周りを見渡すと向こうに電波塔がある。
あそこが目的の戸知山のようです。初めての山はこのワクワク感がいい。
 早春はまだ木々の葉が少ないのでこんな時には助かります。

 ゴルフ場の他に地権者があるのか金網の柵が伸びています。その先にNTTドコモの電波塔。
山頂だけきれいに下草が刈られて展望もいい。目の前にはいつもと違う明ヶ田尾山。(冒頭画像)

 しばし眺めを堪能しながらおにぎりを頬張る。
その後、来た道を戻って鉄塔上のピークのいい雰囲気の山道。

 でも、すぐ脇はゴルフ場です。京都の愛宕山・地蔵山が見慣れた姿でたたずむ。

 少し高圧線に沿ってこの辺りのピークであるCa640mまで行ってみた。
人の手が入る前はさぞかしと思わせる様子はあまり残っていなかった。
わずかに残る葉を落とした夏緑広葉樹の中を下りて、朽ちたブルドーザーへ。

 植林自体が人工物だし、その下には不思議なコンクリートの残置がある。

 林道を歩けば昭和初期を示す電柱が並ぶ。

 植林を抜けて開けた林道。

 と思っていたら、廃車と大きな石材の残置。

 さらにはショベルカーと、人の爪痕があちこちに見られる。
ここまで揃えば、まとめて産業遺産にしてはどうかなぁと思う。
改めて2.5万図を見れば、戸知山山頂から高山集落までいくつか道が描かれている。
しかしそのほとんどは廃道と化しているようです。

 府道に下りてから、薄黄色の樒の花咲くマリアの墓を詣でて帰路につく。
山頂の眺めはいいものの、人の爪痕も多く残っている山でした。


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