北摂・振野から妙見山上杉尾根2019年03月26日



■目的地:振野(547.2m)・妙見山ブナ林(Ca640m) <山域:北摂・川西市・能勢町・豊能町>
■日にち:2019年3月26日(火)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
   ケーブル黒川駅 発(10:10)~大堂越(10:45)~振野(11:00-11:35)~大堂越(11:45)~
   妙見山ブナ林(12:20-12:25)~駐車場横の丘(12:35-12:40)~上杉尾根~ケーブル黒川駅 着(13:40)

 この一月に川西・黒川界隈を歩いた時、ふかふかの冬枯れ雑木林の山が印象的だった。妙見山の西にある振野、
547.2mの三角点がある。ケーブル黒川駅 からは近すぎて山頂は見えていないと思うが、冬枯れが青空に映えています。
駅前の桜はまだ咲いていません。ここから、駅の左側の細い道を抜けて大堂越への谷道を登っていきます。

 昨年の大雨や台風で北摂地方の山はいたる所に傷跡が残っています。この谷も例外ではありません。
谷の土砂が流されたり、倒木があったり痛々しい限りです。

 そんな中、20分ほどでこの辺りの里山風景を代表する台場くぬぎ群落地に着きました。
看板もあり、川西市の天然記念物に指定されているようです。

 峠の大堂越はすぐです。向こうの能勢の方にも下りる道があります。ここは西の植林の方に登ります。
急登を10分程いくと踏み跡が怪しくなり雑木林に変わります。所々に残置テープが巻いてあり、
足下はいやな感じの枯れたササの原。暖かくなってきたのでダニがいるかなと予感すると案の定でした(^^;;
ササで踏み跡は分かりにくいものの明るい林なので容易に三角点までたどり着くことが出来ました。

 山頂周辺は台地状になっていて良い感じの林ですが、枯れササに忍ぶダニが気になって歩き回る気になれません。
ササの薄い所を選んで西側の斜面に行ってみたりします。ピーっと鹿の鳴き声が定期的に聞こえてきます。

 冬枯れの林をあちこち歩きたかったのですがダニでテンション上がらず、来た道で大堂越へ下ります。
歩き足りないので久しぶりに妙見山へ。良く踏まれたつづら折れ、振り返るとさっきいた振野の全貌が現れてきました。

 車道に出てさらに登ればリフトの駅。六甲が望めました。

 妙見山の三角点はパスして上杉尾根へと思いましたが、ブナ林へ寄ってみる気になりました。
20年程前に来た記憶がある。それから氷ノ山や白山などいろんな山のブナを見てきたので、
こんな所のブナなんてと思って軽く見ていたら、意外や意外、立派な幹回りの木々を再確認させられました。
大きな木が倒れているのは残念だが、若い木も出てきている。広い範囲とは言えないものの
大事に残ってほしいものだなと思いました。ここも川西市の天然記念物になっています。

 三角点はやはりパスして駐車場横の丘に行きます。立木が伸びて展望が少なくなったように思います。
それでも鴻応山やポンポン山、石堂ヶ岡などの展望が楽しめます。

 上杉尾根の入口に以下のような看板がありました。「環境防災林整備事業」の事業区域図です。
大阪府主導なのでしょう、見事に大阪府側が範囲となっています。よく見ると山頂のブナ林も
大阪府の保全地域があります。今日見たブナ林はその南の兵庫県側がかすっている部分のようです。
同じ山域ながら行政区域で整備の加減が変わるのでしょうか、ちょっと残念。

 さて、上杉尾根を下ると植林から雑木林になっていきます。

 さらに歩けば、植林がなくなり良い感じの山道が通っています。箕面の鉢伏山の道と同じ雰囲気です。

 新滝道に落ちる西の谷も良い感じ。

 妙見山クッキングセンターのある524mPと振野が重なる眺めがありました。

 良い感じの道はずっと続いて高代寺山の陰も見えてきました。

 こちらは黒川の谷。

 高度が下がって振野がそびえるようになってきます。

 配水施設や民家の横からR477に下りてきました。上杉池からの振野です。

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