六甲・新緑三昧の紅葉谷から魚屋道2012年05月01日

■目的地:六甲最高峰 (931.3m)
■日にち:2012年5月1日(火)
■天気:曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
   有馬ロープウェイ駐車場 発(11:20)~白石谷分岐(11:50)~紅葉谷~
   極楽茶屋跡(13:00)~最高峰(13:55-14:10)~魚屋道~
   炭屋道分岐(15:00)~有馬駐車場 着(15:30)

 昨晩は雨。明けて雲間から陽射しあり。風も強い。
夕方にはまた雨になるような予報。
連休初めは暑かったので、曇りがいいだろうと負け惜しみの近場散歩です。
平日のためか天気のせいか、人は少なくウグイスの声と新緑を堪能しました。

 紅葉谷の沢には山桜の花びらがたくさん流れています。
源頭あたりでのブナやカエデの新緑は良いものです。
稜線沿いにはまだこれからミツバツツジが咲こうとしています。
最高峰横からの大阪湾は沖の方に陽が射していて友ヶ島がくっきり。
金剛山は大きく、高見山や大峰方面も見えてたと思います。
下りの魚屋道ではシロバナウンゼンツツジが3ヶ所ほどで見られました。

新緑・蘇武岳~万場から登る (前編)2012年05月05日

■目的地:蘇武岳 (1074.4m)
■日にち:2012年5月5日(土)
■天気:晴れのち曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
     自宅発(5:10)=北近畿豊岡道=R=万場(8:30)着

  万場 発(8:45)~尾根取り付き(9:35)~万場爺ブナ林(9:45)~尾根分岐(10:50)~
  1007mP(11:05)~名色ルート合流点(11:55)~蘇武岳山頂(12:30-13:00)~林道~
  銚子ヶ谷(13:50)~林道分岐(14:10)~ゲレンデ最上部(14:30)~万場 着(15:15)

  5時前に起きた。
いつもはもう一度寝るのだが、今日は憧れの山へ。5時過ぎ自宅発。
近くのコンビニで朝食にサンドイッチとコーヒー、昼のおにぎり。
宝塚から高速に乗る。快晴。既に朝日を浴びた中山も六甲もきれい。
ここでもいいのではという気にもなる。(^^;;
舞鶴道で北上、三田も新緑。篠山に入ってくると霧。丹波も霧。
瀬戸内の晴天が嘘のようだ。遠阪トンネルを抜けたらまた青空。
但馬に入ると緑の勢いがすごい。
ところが、腹の調子がおかしい。養父と神鍋高原の道の駅の世話になる。
うーん、こんな調子で雪の残る山に行けるのか。
しかし、神鍋道の駅から万場の森は目の前。上の方に残雪が白く見える。

下調べしておいたゲレンデのパトロール本部前に停車。一台下りてきた。
車を出ると轟々とした沢の音。雪解け水に加えて昨日までの雨水。
とても沢筋を歩ける雰囲気ではない。5番カーブから破線道の旧道を進む。
見下ろす沢には大きなミズナラと思しき木々が緑の点々をまとっている。
倒木や崩壊など進めないことないが難儀する。いよいよ道は沢を渡る。
ここでも水量が多い。落ちてた大きな枝で棒高跳びのようにしてクリア。

沢音に圧倒されて取り付きどころではない。しばらく沢筋を辿る。
2度危なっかしい渡渉を繰り返し、そろそろ取り付かんといかんやろと
尾根に入る。しかし、なんか変、もう一つ南の尾根じゃないかなぁ。
小さな沢を渡ってネマガリ竹を掴みながら急斜面をよじ登る。
軍手をはめて登るのは久しぶりだ。

植林を抜けて緑色の空間に入る。おおっ、いよいよブナがでてきた。
なんと目の前にあるのは、万場爺のブナ。その下にもあがりこブナが見える。
それ以上に、この空間がいい。下は落ち葉で上は緑。ここからしばらくは
ブナ三昧。急斜面は続いているので相変わらず四つ足歩行。

竹ヤブが少し勢いが増してそろそろ尾根の分岐かという所で
オレンジのヒモが5mほどの高さに結わえてある。なるほど見下ろすと新緑の
ブナ尾根が右手に分かれている。

その次はこのピークにあるという大杉へ。
周りは若いブナが林立、足下は背丈を超えるほどのネマガリ竹。
一人では敬遠するルートながらも、進むしかない。案の定ササダニ数匹付着。
杉の木が見えてきた。近づいてみると大きい。でもガス欠気味。
足もかなり疲れている。帰りにこの尾根を下りる気にはなれないなぁ。
1007mPはササヤブの中。
しかし、ここにもオレンジのヒモが高い所にぶら下がっている。

ここから尾根を南下して蘇武岳へ。笹が多い。雪も多い。ブナも多い。
だんだん見飽きてきた。最近は近場のハイキングコースばかりなので
ヤブ歩きは何年振りだろう。結構、消耗してしまう。周りには、ここでしか
見ることが出来ない景色が展開しているのだが...。

雪の多い尾根が左に延びてるなと思うと名色からのコースに合流。
やっと合流したか、でもこの先も雪が多くて難渋する。
蘇武岳最後の登りは午後の陽射しで蒸しかえっていた。
先客ご夫婦が下山するところ。名色から登ったが倒木多くて下りる気がしない。
林道で帰るという。 ...続く

新緑・蘇武岳~万場から登る (後編)2012年05月05日

(前作の続き)

印刷した電子地図を見ると林道は万場ゲレンデの上までも
延びている。ブナの尾根を登る時にも木の間から
土の露出した道のようなものが目に入った。
なるほどその手があったか。
奥さんの足下が運動靴なのが気になった。雪の上の歩きが
続くと水が侵入するかも知れない。
お互いに気をつけてと見送るとまもなく山頂下の林道へ下りる
姿が目に入った。

山頂からの景色は霞んでいる。氷ノ山や扇ノ山が雪を抱いてかすかに見える。
南の妙見山は立木に隠れている。
直ぐ下に見える南東尾根は黄緑で覆われ、白い雪が所々に覗く。
東北には名色ゲレンデの備前山、その向こうは大岡山だろうか。
そよ風と陽射しで、汗に濡れたハンカチはあっという間に乾いてしまった。

さて、先は長そうなのでそろそろ下りようか、コブの下に着いた頃に話し声が聞こえ、若い男性2人が
現れた。名色から来たが倒木に難儀したとのこと。林道もあるよとの話をして下りた。
山頂下の林道は、舗装しているが西側は雪がたっぷり残っている。
しばらく雪はない。ふり返る山頂をとうめに眺めるようになると西面は鮮やかな黄緑色で覆われている。
いよいよ雪が全面を覆う所では、ザラメの硬い雪の上に先行ご夫婦の足跡が付いている。

林道から見上げる斜面は雪が残り、新緑のブナだらけはいい感じに見える。
しかし、その足下はササの薄い藪に覆われたアップダウンである。
新緑を見ればその中に浸りたいと思う反面、足の方はこの安直歩き、たまに現れる残雪歩きに向く。(^^;;
大きなブナや、杉など林道の脇にも結構多い。

1007mPの西側は、銚子谷というようで、カキツバタ群落の案内板が谷を指し、轟々と雪解け水が落ちている。
いい感じの斜面だが、今日はパス。(^^)
林道分岐が近づくと、北側になるので残雪が多い。上の斜面から林道をすっぽり覆っている所もある。
しかし、雪は硬いので歩きやすい。こんな所で雪歩きが出来るとは。

林道分岐には概略地図と行き先が示されている。私の下りる予定の道は×印とともに行き止まりとある。
そんなことは気にせず、砂利道の上に被る雪を歩く。今まで先行ご夫婦の足跡があったが、ここからは
風化しつつある古いでこぼこのみ。ということは、もう一方の奥神鍋の方に行ったのか。距離が長いが
行き止まりと書いてあれば仕方ないかも知れない。それにしてもその道から名色まではかなりの距離になるが
奥さんの足は大丈夫だろうかと気になった。

林道を下りていくと、今朝登った尾根が徐々に顔を出してくる。備前山も出てきた。道脇にマメザクラが咲く。
ゲレンデ最上部に登る道で北斜面を見ると、こちらもいい感じのブナ。大きい。あがりこっぽものもある。
足下にイワカガミがたくさん咲いていた。
ゲレンデに出ると、遮るものがない展望独り占め。ひと息つく。
ススキの枯れ草に足を取られないように気をつけながら、リフトに沿ってほぽ一直線に下りていく。
枯れ草の中にはスミレが多く、イカリソウも見つけた。眼下に愛車が小さく見えてきた。
歩いた尾根はだんだん霞んでいく。緑の尾根や谷を眺めるとまた歩いてみたい。
きつい山だからこそ素晴らしい木々が残っているんでしょう。体力をつけないといけないなぁ。(^^)

いくつもの緑のもこもこに名残を惜しみ車を出す。
帰りは八鹿で渋滞。蘇武トンネルを抜けた方が速かったかも知れない。そんなトンネルを知ったのも最近。
温泉の準備もしていたが、渋滞でその気もなくなり、大野山横の西峠越えで19時過ぎに自宅着。思ったより早く着いた。

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