盛夏・蓮華温泉から白馬大池とガスの稜線 ― 2012年08月19日
■目的地:白馬大池・小蓮華山(2766m)
■日にち:2012年8月19日(日)
■天気:曇り
■同行者:単独
■アクセス:
8/18 自宅(10:00)=豊中IC=米原JCT=北陸道=糸魚川IC(17:00)=R148=平岩(18:00) 475km
蓮華温泉下見し道の駅 小谷(おたり)で車中泊
8/19 道の駅 小谷(4:45)=R148=平岩=県道505号=林道=蓮華温泉 駐車場(5:35)
■コースタイム:
蓮華温泉1470m 発(5:50)~天狗ノ庭(7:20-7:30)~白馬大池(8:30-8:45)~船越の頭(9:45)~
小蓮華山(10:40)~三国境手前~小蓮華山(11:40)~白馬大池~蓮華温泉 着(15:00)
8月はいつものことかも知れないが、この夏は特に天気が不安定。東日本沖に高気圧が居座り
南からの湿った空気が本州に流れ込んできているためという。
北アルプス周辺の予報を見ても午後雨ばかり。夏休みの始めに予定していた山行はずるずると
ずれ込んでもう後がなくなってきた。比較的予報も好転してきたようであるし日程もないので出発。
今年も行き先は迷った。当初は笠ヶ岳に固まりつつあったが、体力不足ならロープウェイに頼るべきと
唐松岳へ。ネットで時刻など調べていたら栂池ロープウェイに引っかかり、白馬大池も良いなぁ。
大池の山行記録を調べると、去年も気になっていた蓮華温泉から登るレポートがいくつかあった。
先入観以上にメジャールート。ロープウェイの時間に縛られることなく行動できるのは魅力である。
当初17日移動で考えていたが、予報が悪くなったので一日延ばした。その分、綿密な調査と計画が
出来たのでかえって良かったかもしれない。
さて、いよいよ18日の移動だが、ゆっくりしすぎて刻限としていた10時になってしまった。
当たり前のことだが京都の手前で渋滞にはまる。ここで1時間ほどのロス。
滋賀県に入ると暗雲立ちこめ、稲光が前方で何度か光った。長野はこうでないことを祈りつつ、
短い土砂降りは速度を落として走行。北陸道は石川の海岸線でほぼ順調、まだ真夏の海水浴雰囲気。
富山東部では北アルプスが雲に隠れていた。裾野が台地状に海に向かう。初めて車で入る新潟県、
不親知付近はさすがに地形が荒々しくなった。糸魚川ICを下りると姫川の谷から聳える山なみに圧倒される。
ほぼ予定通り平岩駅付近に着いた。まだ明るいので蓮華温泉までの道と駐車場の様子を下見しておく。
実際に走ると長い林道だった。高度が上がって雨飾山が見えた時はワクワク。大きな古木が道脇に現れる。
白池は静かで絵に描いたような高原の風景だ。ヒワ平は駐車場のある展望台になっていて
湧き上がる雲の上から、雪を残した雪倉山から五輪山の山並みが飛び出る。何ともそそられる山々だことか。
ヤッホー平では大池の山がそびえ立っている。そろそろか思いつつなかなか着かない蓮華温泉。
途中に2、3ヶ所駐車出来そうな空き地がある。やっと着いた駐車場は8割ほど埋まっていた。
明日の朝はギリギリかも知れない。もう、ここまでで既に山を堪能した気分になってしまう。
帰りは雨に追われるように麓へ下りていく。道の駅 小谷でもしばらく雨。早いとこ風呂に入ろう。
久しぶりの車中泊はなかなか寝付けなかった。それでもウトウトして起きたら4時。道の駅は谷の底なので
空はわずかに白んできたのみ。顔を洗って軽く朝食。2度目の林道を上っていくとどんどん夜は明けてくる。
ヒエ平の展望台で5時をとおに過ぎていた。朝日を斜に受けた山並みは格別。
駐車場に着くとギリギリ最後の一台空きに駐めることが出来た。5時35分到着。既に明るい。
登山口の黄色のツリフネソウに始まり、
登り道はギボウシはじめ黄色や白の花が並んでいます。
鳥の鳴き声は静かな谷にこだましています。歩く人も多からず少なからず。
朝露たくさんの瑞々しい森で高度を上げると、谷の向かいから眼下に薬師の湯などの温泉帯やロッジが見える。
大きく幹を曲げた木々がある蓮華の森を過ぎ、シラビソの林を潜ってシモツケソウの咲く露地へ。
大学山岳部と思しき礼儀正しいパーティが下りてきた。大人数が過ぎて静かな露地。
朝7時15分、天狗の庭からは大きくなった小蓮華山や鉢ヶ岳の眺め。雪倉岳は雲を被ってしまった。
汗びっしょりのタオルをロープに干して、しばし休憩。しあわせの空間で羊羹ひとつとお茶一口。
コバノイチヤクソウの白い可憐な花、ゴセンタチバナのお馴染みの花を愛でつつ、ごろごろとした岩の道。
頭上がだんだん開けてきて、いよいよ大池に近づいてきた。
ハイマツの道を過ぎると直ぐに開けてチングルマの草原になった。花過ぎ毛槍の群れ。8時30分電池交換。
白馬大池山荘に寄ってタオルに水を含ませる。すでに雷鳥坂の上は雲の中。アオノツガザクラなど花を愛で、
大池を見下ろし稜線を登っていく。
雷鳥坂手前の平坦尾根は大きく開けて素晴らしい天空の景色となる。
ハイマツの中を道が上り、足下にはタカネツメクサ、コマクサやトウヤクリンドウなど和みます。
コブの肩を過ぎてさらに尾根が波打ちます。下調べの時に地図を眺めていた時より、現実の険しさを
思い知らされます。ガスはどんどん湧いてきました。視界数百mくらいか。
いよいよ小蓮華かと思ったら船越の頭。
ガスに覆われた道は花のおかげで飽きません。これでガス無し展望なら卒倒してしまうかも(^^;;
白いガスは流れるが、晴れ間から白馬が顔を出すことはなかった。
二重稜線のような道には花が咲き乱れる。
剣の立つ小蓮華山頂を過ぎると少し下って平坦な道が続く。ついつい誘われてしまう。もうお昼も近いので
稜線を離れた方が良い。体力も少し残しておかないといけないしなぁ。そんなことを思いながらの歩き。
11時三国境へのトラバースっぽい上りを眼前にして、あきらめがつく。ここで引き返す。
抜きつ抜かれつだったおばさんに、「えっ、どうして?」と声をかけられ「日帰りなので」と言い訳。
小蓮華への上り返しがきつい。(^^;; 相変わらずガスは流れる。船越の頭を過ぎた頃からポツリときた。
雷鳥坂を下る途中で雨衣の上を羽織る。しかし、それほどは強く振りません。
幸運にもこの雷鳥坂で雷鳥を目にすることが出来た。
雷に遭うことなく大池に到着。少しだけ花の写真を撮って山荘に入ってひと休み。草餅とお茶。
今から白馬へ向かう人がいた。大丈夫だろうか。
私は直ぐに蓮華温泉へ下ります。岩の表面が濡れているので滑らないように気をつけます。
天狗の庭から見る景色も朝とは一変、朝日岳まで雲に隠れてしまっています。
黙々と下りていきます。歩いている間ずっと、右のかかとに小石が入ったのかなと思っていたら、靴擦れだった。
蓮華温泉山荘に着く頃には陽射しも見えてきた。
谷が一筋違うので、長野県側から上ってくる湿った空気が逸れているのかも知れない。
山荘のお風呂にギリギリ間に合う時刻だが、のんびり行きたいので道の駅にする。
風吹大池の登山口、夏草が短く生える山道が入っている。
林道でバスと鉢合わせ、50mほど不得意なバックを余儀なくされる。
ヒワ平の展望台で雲の切れた雪倉が姿を現す。白池は西日を受けて良い感じ。
道の駅・小谷でひと風呂浴び、そばに舌鼓を打つ。一泊して帰る案もあったが今日のうちに帰ろうと思い立つ。
なごり惜しい信越路を北上、親不知から夕日を見る。
だめ押しに北鯖江PAでも越前そば。
これからの渋滞に備えて多賀SAの王将で餃子。自宅着24時過ぎ。




































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