北摂・猪ノ倉峠2015年02月22日




■目的地:猪ノ倉峠(Ca255m) <山域:北摂・宝塚市・三田市>
■2.5万図:武田尾・木津
■日にち:2015年2月22日(日)
■天気:曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  宝塚自然の家の前 発(11:00)~農道三叉路(11:20)~猪ノ倉峠(11:35)~大正池(11:45-11:55)~
  猪ノ倉峠(12:00)~木器(12:15)~猪ノ倉峠(12:25)~農道三叉路~自然の家遊歩道~自然の家の前 着(12:55)

 昨日はいい天気だったが、用事で山には行けず。明くる朝は寒さの緩んだ小雨。
昼前に上がって雲の間に青空ものぞく。近場の散歩に出かけました。
前々から少し気になっていた木器の南にある猪ノ倉峠あたりの道。



 宝塚自然の家の前の広場に駐めさせていただく。ここから北は舗装がない地道の農道になっている。
周りの林も冬枯れのいい雰囲気。道脇の小川もいい感じ。



 農道脇の田畑には電圧柵が張り巡らされているが、きちんとしていてあまり気にならない。
振り返ると南東に西谷の天狗山だろうか、低いながらもかっこいい。



 右手から地図の通りに農道が合流してきた三叉路。その先はササが生い茂ってきていよいよかなと思ったら
10mほどでササは雑木に変わる。「猪のワナあり ご注意」の札が下がっている。なにやら怪しくなってきた。



 少しじめじめした薄暗い雰囲気の道を上るとため池の下に出る。ここが猪ノ倉峠。
何もない想像通りの地味な景色。ため池から水路が来た方向へ水平にのびているので少し覗いてみる。



 ほう、水路の横に踏み跡というか、道が沿ってついているではありませんか。



 ついつい引き込まれるように辿ってみる。雑木林の中をくねくねと曲がりながら
時折、小さな木の水門があり、ははぁぁ、あの池にいくんだ。地図では分かっていたが
ササ薮がきついのでパスした谷の上のため池が思いつく。



 細い水路と道はいい感じの雑木林を抜けて、明るい枯れ草の斜面に出てきた。大きな土手。
今日一番の登り10mほどで大きな静かな池と谷の向こうに延びる景色。へえぇぇ、こんな所があったのか。
池の脇に石碑があって「大正池」と彫られている。土手の上は丁度草刈された後の様です。
静かな山の中の池、その水面は人が作ったとはいえホッとさせてくれます。
否、こんな山の中にしかも長い水路もつけて大変な作業だったのではないでしょうか。
何かしらその作った人々の思いが伝わってくるような感じです。

 まだ峠の先の木器の里に行っていないので、来た水路を伝って戻ります。
相変わらず薄暗い雰囲気のある猪ノ倉峠の先は、植林があってなおのこと薄暗い雰囲気。
程なくため池が見えてきました。猪之倉池というようで最近整備された様子。
土手からは羽束山や鳥ヶ岳の山並みが見渡せる。こちらの山もいい雑木林です。



 ここから下の農道はできたばかりのアスファルト。滑りそうなほどの舗装です。
民家が出てきて六地蔵のある墓地の前で引き返す。

 意外と降らないなと、傘を用意してきたのに肩透かし。そんならもう少しガッツリ歩いたのに。
峠に戻って農道の三叉路は左に採る。すると自然の家の遊歩道標識があった。
へぇぇ、意外とハイキングの道かなとその道へ入っていく。しかし、すぐに枯れ草が覆い、
あんまり歩かれていない様子。それでも土にはわりと最近のようなMTBのタイヤ跡と山靴の跡。




 何度か小さなアップダウンを過ぎて間伐された雑木林を過ぎると、見覚えのある農道に
つながっていた。
 あんまり期待していなかった峠道だったが、静かでいろいろいな発見もあり、
春はツツジも咲きそうなので、また来てみたいなと思わせる散歩になりました。

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