六甲・初夏の紅葉谷から魚屋道 ― 2010年06月06日

縦走路のヤマツツジ
■目的地:六甲最高峰 (931.3m) ■日にち:2010年6月6日(火) ■天気:晴れのち曇り ■同行者:単独 ■コースタイム: 有馬駐車場 発(7:55)~炭屋道分岐(8:10)~紅葉谷~極楽茶屋跡(9:15)~最高峰(10:10-10:25)~ 一軒茶屋前~魚屋道~炭屋道分岐(11:05)~有馬駐車場 着(11:45) ひと月ぶりの山。この時期歩くのは珍しいが、あわよくばドウダンツツジに会えないかなと行ってみた。 有馬に8時前に着く。まだロープウェイが動いていないので、駐車場は誰もいない。それでも、既に10台ほど停まっている。支度をして歩き始めると、辺りは緑の葉で囲まれている。朝の日射しが谷を斜めに照らす。 林道脇にコアジサイが咲いていたが、その後は開花は見られずつぼみばかりだ。 湯槽谷分岐で林道をはずれ堰堤のそばを登る。さっきからウグイスの声が響き渡っている。 緑のトンネルが続く。白石谷分岐手前の沢も緑の中。しばし西側日陰の暗い登りで尾根を乗り越えると また陽射しが緑を照らす。百聞滝分岐辺りの水平道は心地よい。 前方に赤い木が見える。近づくとヤマツツジだった。緑の中の見事な赤である。 炭屋道分岐すぎ
沢を横ぎり、ひと登りするとブナの木に会える。先月の若丹尾根のように多くはないが何となく落ち着く。 しばし、休憩。静かだ。 下から単独女性が上がってきて、ずんずんと過ぎていった。 紅葉谷のヤマツツジ
極楽茶屋跡の近くにもモチツツジやヤマツツジが咲いているが、陽射しが多いためか半分は散っていた。 盛りの頃は絶好の昼食場所だったことだろう。縦走路にはタニウツギも見られる。車道脇にフジの花。 白花の奥が黄色いツクバネウツギと楽しませてくれる。 最高峰に向けて、車道と交差しながらのアップダウンを行く。 この稜線の方が、花に恵まれていた。ヤマツツジの赤が多い。モチツツジのピンクも濃い。アヅキナシの白い花もある。 足下はコミヤマスミレの小さな白やニガナの黄。 同じ山でも時期を変えると違った姿を楽しめる。改めて実感した。 ブナを背景に
最高峰は昼前なので、まだ少ない。おにぎりを食べた。幸せな昼寝の人もいる。 瀬戸内を眺めるために少し移動すると、無線中の矢問さんに出会った。最近、よく会います。(^^) 紀泉の山並みが市街地を隠す雲の上に浮かんでいる。 スミレ
魚屋道を下りる。林間の涼しい道だが、思ったようには花がない。黄花のツクバネウツギのようなものが特筆か。 ランニングの人が走り去る。親子連れや若いひとなど層が厚い。白いアジサイのようなコガクウツギが目立つ。 炭屋道分岐手前の崖から向かいに、低いながらも険しそうな湯槽谷山が望めた。 湯槽谷
コアジサイが下って行くほどに開花に近くなっている。ちょうど、登り口の手前でひと玉咲いていた。 かんぽの宿の前に出る。温泉も捨てがたいが、眠たいので帰ってシャワーを浴びることにする。 駐車場で代金600円を渡したつもりが、200円だった。管理人さんが怪訝な顔で問い返す。 やはり、寝不足なのかもしれない。(^^; ひと月ぶりの歩きにはちょうどよい時間と高低差。ドウダンには会えなかったもののヤマツツジは良かった。 魚屋道

2010.06.12. BY M.KANE