黄葉の岩峰・小金ヶ嶽 ― 2010年11月21日

小金ヶ嶽 (般若寺辺りから)
■目的地:小金ヶ嶽(725m) <山域:丹波・篠山市> ■日にち:2010年11月21日(日) ■天気:晴れ ■同行者:嫁さん ■コースタイム:大たわ 発(10:50)~小金ヶ嶽山頂(12:00-12:35)~大たわ 着(13:50) あっという間にそこらじゅうが黄葉になってしまい、どこに行こうか迷ってしまうこの頃。 嫁さんが珍しく山に行くというので、お手軽なところにしようか。 多紀連山の黄葉は見ているようで見ていません。大たわから小金をゆっくり往復してみます。 畑川と篠山川の合流地、般若寺辺りから三嶽と小金ヶ嶽が秋空の下に並んで見える。 畑の黒豆は茶色に枯れて収穫を待つ頃でしょうか。里で始まる収穫祭の脇を通って火打岩ヘ。 途中に大形バス1台。 大たわ着10時半。10台ほど駐車。マイクロバスもありました。多そうです。 ここから見る三嶽の北面はほとんど葉が落ちて既に冬枯れの装い。まだ黄葉を腹一杯楽しんで いないのに、早いものです。トイレを済ませて小金の方へ。ここの道標にも熊注意のプレートが 付け加えてあります。

登路から三嶽を振り返る
植林の登りは思ったより急で体が暖かくなって来ます。支尾根の鞍部につくといよいよ落ち葉の道。 しかしまだ長い階段登り。上の方では青空とオレンジのもみじが誘います。明るい木漏れ日を抜けて さらにひと登りで最初の岩に到着。いかつい肩の小金ヶ嶽がどっしりと居座っています。

畑川の谷に落ちる紅葉
眺めを楽しむといよいよ鎖場の始まり。鎖場は苦手の嫁さん、苦戦していますが、天気と黄葉と 展望でなんとか帳消しにしてくれるかな。見晴らしのいい岩に乗っては、三嶽や丹波の黄葉山並を 堪能しつつ進んでいきます。以前は巻き道だったところが崩壊したのか、こんなに沢山あったかなと 鎖が増えているように感じました。久しぶりに手も足も使っての登りです。 南西の畑川の谷に落ちる紅葉も綺麗。

山頂からの東多紀
山頂直下はおもしろいように高度が上がって眺めも広がります。直登はきつそうなので南へ林間を トラバースぎみに登って山頂着。5人ほどですが、それぞれに眺めを楽しんでます。 南東から深山・半国・愛宕・地蔵、八ヶ尾や櫃ヶ岳が続く東多紀をはさんで、長老・弥仙山・大江山と 広がります。おにぎりと今日はカップ麺。そろそろ暖かいものがいいですね。

岩尾根と三嶽 (山頂直下から)
帰りは鎖場を敬遠して鍔市ダムの方へや畑山の方へ下りようかともよぎったのですが、遠回りにも なるので来た道を下ります。葉の落ちた木々の向こうに三嶽の大きな影はなかなか絵になります。

北の本郷方面

小金を振り返る
心配した嫁さんの鎖場通過も無事クリア。植林前の階段上で最後のもみじを楽しんでいたら、30人位の 縦走パーティが上って来ました。黄葉の下でひとやすみ。待つ余裕のあるお手軽コースです。(^^; それでも、充分に楽しめた秋晴れのいい山でした。

畑山西面
