冬支度始まる 北摂・鉢伏山2010年11月28日

 
鉢伏山近くにて
■目的地:鉢伏山(604m) <山域:北摂・箕面市>
■2.5万図:広根
■日にち:2010年11月28日(日)
■天気:曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  みのお記念の森 駐車場 発 [約480m](11:55)~自然研究路6号線(12:05-12:20)~鉢伏山(12:35-12:40)~
  止々呂美分岐から西の谷(12:50)~梅ヶ谷分岐(13:50)~鉢伏山(14:05)~長谷山(14:20-14:40)~
  みのお記念の森 駐車場 着(15:05)

 里に黄葉が降りてきた。もう稜線は葉が落ちているかもしれない。
六甲にしようか北山にするか、北摂なのか決まらない。北の方は天気が崩れそうなので、北山はドロップ。
六甲はまだ縦走モードの人が多そうだし駐車地も難しい。北摂も松茸山や猟期で面白いところはリスクあり。
う~ん、どこにするネン。とりあえず出ないともうお昼前。ラーメン屋で腹ごしらえしながら決めようかと自宅発。
 近くて雰囲気の良さそうな所といえば奥箕面の鉢伏山界隈。そうと決まったら、ラーメン屋は寄らずに
コンビニおにぎりを止々呂美で調達。風が強くて道路に落ち葉が舞う。高山へ上がる府道から見える向かいの
天台山南尾根の黄葉は落ちてきている。
 
止々呂美にて
 箕面方面は勝尾寺まで、滝へは不可との規制中。比較的車は少ない。自転車はよく見る。ダムの上に数台路駐。
みのお記念の森の駐車場は10台ほどで以外と多い。支度をしていたら公園の柵外をハイカーグループが過ぎていった。
 たまにはその道から入ってみようかなといったん、車道に出て、案内板や道標のあるハイク道へ入る。これが良くない。
ゴミの不法投棄や倒れた金網の柵など目を覆いたくなる光景。おまけに100mほどは舗装道路。
上りになって右手に禿げ山に建つみのお記念の森の展望台。以前は植林が伸びて見晴らしが危うかったがどうしたことか。

 結局、公園北側出口との合流地からが心地よく歩ける雰囲気になるのでした。
道標にはじめて歩く人のために大事にする旨かかれている。久しく自然研究路6号線を歩いていないので、
谷の様子を見に降りてみた。斜面にオレンジのもみじがきれい。既に葉が落ちて黄葉は少ない。
 
自然研究路6号線
 元の道にあえぎながら戻って、鉢伏山へ向かう。ササが多かった道脇はすっかり枯れてしまい、
落ち葉で覆われた雑木林の中はどこでも歩けるような状態。現に、いつもの踏み跡ができつつある。
 風が強いからなのか落ち葉もない裸地になった道が目立つ。二つの短い登りを越えると鉢伏山の鉄塔が見えてくる。
4、5人のグループと入れ違いに山頂へ向かってびっくり。以前はあんなに多い尽くしていたササが全くなくなっていた。
鉢伏山のピークは、ササのせいで最初の人はわかりにくい所なのが今は様相が変わってしまっている。
 
鉢伏山にて
 鉄塔下は展望ポイントだが、今日は霞んですっきりと見張るかせない。
山頂北の斜面もほとんど葉が落ちていた。ハイクコースに戻って北進。緩い谷の林は健在。ここにも葉を残したもみじが一本、
わずかに色を添えている。
 電波施設の先の鞍部で、西側に逸れて止々呂美から上がってくるルートに入ってみる。
落ち葉が降りつもった斜面がうねり、緩い鞍部を乗り越して現れる谷の先に紅い木が見える。近づいてみて感激、
全体に葉を残したもみじが満開。まるで、私が来るのを待っていてくれたかのように、この木だけが葉を残している。
しばし眺める。
 
鉢伏山近く
 さらに落ち葉の上を登って北の谷を眺めると、こちらには鮮やかな黄色のケヤキのような葉が輝く。近よって写真を撮る。
稜線は葉が落ちているが、谷の下の方はまだきれいな色がたくさん残っている。妙見山や明ヶ田尾山の影が、その色を
いっそう引き立てる。ウキウキしながらこのあたりを歩き回った。下草のない落ち葉だけの斜面である。
 
鉢伏山近くにて
 このまま尾根上に上がって北進し、私の緩い谷の元祖である梅ヶ谷源頭部に降りる。
先ほどのきれいな谷たちを見た後では、さすがに地味である。元祖の敬意を表してしばし眺める。今日は明ヶ田尾山はパス。
南へ谷を愛でながらハイク道に合流。つづら折れを登る。上の方で子供の泣き声。近づくとお母さんにあやされている。
歩き疲れて足が痛くなったか、なかなか歩き始める様子ではない。どうか、山嫌いにならないでほしいなと思う。
 
梅ヶ谷源頭部
 鉢伏山を過ぎて研究路分岐。ここまでで約二時間。ちょっと歩きが少ないかなと思い、長谷山の道標が出ているので寄ってみる。
植林の中の平坦な歩きが続き、山頂手前に少し雑木林が出てきて急坂をひと登り。南にも植林が続くうす暗いピーク。
以前登った東の斜面には「危険」という道標。確かに下部のザレた所の下りは滑落するかもしれない。
 静かなので、景色はないが無線を聴きながらラーメンタイム。胡椒の効いた豚骨味は腹の中から暖かくなる。
じっとしていると寒くなる季節になった。
 
長谷山
 南の尾根を歩いてみようかと思ったが、車道を登って戻らないといけないようなので、来た道を引き返す。
公園に入ると芝生広場でさっき泣いていた男の子を含む仲間が遊んでいた。機嫌が直ったようでなにより。
展望台下の禿げ山ピークで霞みが少し明けてきた六甲を眺めた。禿げ山は植林を伐採した後、オオクワガタの棲む林を
つくろうということで、近隣の小学生が幼木を植えているようだ。立派な雑木林になってくれることを願う。駐車場へ戻る時、
走って階段道を登る子供たちとすれ違った。元気をもらった。


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2010.12.04. BY M.KANE

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